この記事では ”大人のADHDかどうか知るための判断テスト”をご紹介します。
恐らくこのサイトに来られた方は既にどこがチェックしたことがあったり何かしらの症例で自分がそうかも?と思ってこられたかと思います。
まだセルフチェックされたことがない方 一度したことがあるけどもう一度確認してみようと思われた方はチェックしてみてください。
尚、今回ご紹介する診断テストは
ASRS(Adult ADHD Self Report Scale)というチェックリストで
大人のADHDの症状を確かめるスクリーニングツールとして実際の診察等で使われる公のものですが このセルフチェックのみで診断がつくというわけではありませんのでご了承ください。
ADHD 診断チェック
各質問の回答は ”過去6ヶ月”における自分の感じ方や行動に、最もよく当てはまる欄にチェックを入れてください。
パートA
【パートA】(質問は6つあります)
1. 物事を行うにあたって、難所は乗り越えたのに、詰めが甘くて仕上げるのが困難だったことが、どのくらいの頻度でありますか? □全くない 2. 計画性を要する作業を行なう際に、作業を順序だてるのが困難だったことが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない 3. 約束や、しなければならない用事を忘れたことが、どのくらいの頻度でありますか? □全くない 4. じっくりと考える必要のある課題に取り掛かるのを避けたり、遅らせたりすることが、どのくらいの頻度でありますか? □全くない 5. 長時間座っていなければならない時に、手足をそわそわと動かしたり、もぞもぞしたりすることが、どのくらいの頻度でありますか? □全くない 6. まるで何かに駆り立てられるかのように過度に活動的になったり、何かせずにいられなくなることが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない |
パートB
【パートB】(質問は12 あります)
7. つまらない、あるいは難しい仕事をする際に、不注意な間違いをすることが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない 8. つまらない、あるいは単調な作業をする際に、注意を集中し続けることが、困難なことが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない
9. 直接話しかけられているにもかかわらず、話に注意を払うことが困難なことはどのくらいの頻度でありますか。 □全くない
10. 家や職場に物を置き忘れたり、物をどこに置いたかわからなくなって探すのに苦労したことが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない
11. 外からの刺激や雑音で気が散ってしまうことが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない 12. 会議などの着席していなければならない状況で、席を離れてしまうことが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない 13. 落ち着かない、あるいはソワソワした感じが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない 14. 時間に余裕があっても、一息ついたり、ゆったりとくつろぐことが困難なことが、どのくらいの頻度でありますか。 15. 社交的な場面でしゃべりすぎてしまうことが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない 16. 会話を交わしている相手が話し終える前に会話をさえぎってしまったことが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない 17. 順番待ちしなければならない場合に、順番を待つことが困難なことが、どのくらいの □全くない 18. 忙しくしている人の邪魔をしてしまうことが、どのくらいの頻度でありますか。 □全くない |
診断結果の見方
診断AとBに分かれているのには意味があって
・ パートA⇒ADHDの診断に最も注視すべき設問
・ パートB⇒ADHDの症状をより詳細に知るための設問
となってます。
更に
□全くない
□めったにない
□時々
□頻繁
□非常に頻繁
の中で答えるようになってますが 太字になってるのを数えてみると
【パートA】の太字になっていた回答欄に4つ以上チェックがついた場合は
大人ADHDである可能性が高いです
【パートB】においては太字の回答欄にチェックが多くても
ADHDの可能性が高いわけではありませんが
医師が診断する時に参考情報として用いられます。
※参考引用 サイト 発達障害サポートネット
ADHD診断 私の場合
私が実際に病院で診断を受けた際に このテストだったかどうかはあまり覚えてませんが
恐らくこんな感じだったとは思います。
もちろん このスクリーニングテスト以外に様々なテストも受け、家族の様子(母親や自分自身の兄弟についてのお話) 幼少期の環境、など総合的に見て最終的な診断となりました。
因みに私自身の 上記の大人のADHD特有の症状のチェックリストの質問は
8割ぐらいは 頻繁か非常に頻繁 という答えです。
唯一 人に迷惑をかけてしまうことに繋がる 17と18の質問だけは全くない という答えになってます。
これは HSP特有の人の事を非常に気にするという気質がそうさせてるのだと思います。
気が付かないうちに迷惑をかけてしまうことは大いにあるけど 順番が守れないとか邪魔をしてしまう というのは 特に大人になってからは皆無に等しいと思います。
あと 頑張って神経使って抑えてても 会話についてはちょっとADHD気質が出てしまいやすいです。
これも相手次第ですね。
気が許せる相手はつい 相手がまだ話してる途中でかぶせて話してしまうとか つい話過ぎてしまうとかはあります。
これHSS型HSPの特徴の中にもあるのだそうです。(HSPについてはコチラ)
それにしても、似たような性質の方が世の中に結構いらっしゃるということに ほんとに驚いてます。
こんな ちくはぐで理解しづらい性質の人なんていないだろうなぁ・・・と 長年ずっと思って 自分に自信がなかったわけですから。
最後に
セルフ診断してみていかがだったでしょうか?
精神状態が落ち着いてるときは その症状が比較的抑えられたりすることもありますが、
基本的な性質というのは 一生付き合っていくこととなります。
まずは 自分と向き合い 自分がどういう症状(性質)なのかを知ることが
今後の生き方を考えていく上で大切だと 40年以上生きてきて実感してます。