HSP/ADHDの私がやってきたお仕事(バイト)と続ける為に行った工夫①【製造業】

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こんにちわjunnyです

今回はADHDを抱えたうえHSPの性質を持つ私がやってきたお仕事について書いてみます。

それぞれの仕事で
どんな感じで仕事をしてきたか
・嫌になった瞬間
・続ける為に行った工夫

などをシェアしてみようと思います。

まずは 私の基本データをご紹介します

性別 : 女性

性質
 :
・ADHD(不注意優勢型)/広汎性発達障害
・HSP(HSS寄り中等度)
・うつ病経験あり(完治しないといわれてる双極性障害の可能性も疑いあり)

性格
 :
・基本内気で人見知りが強い方だけど 突然明るいキャラになるときもある
・飽き性 体はじっとすることができるけど頭の中は常に多動

ざくっと書きましたが詳しくは profileに書いてます

では今回は 接客業とか無理! という人づきあいが苦手なタイプには比較的向いてるといわれてる工場勤務(製造業)】について書いてみます

 大手食品メーカー 製造ライン(就職)

某大手の食品メーカーの製造工場内での勤務です

【年齢 環境】

18歳 高校卒業して初めての就職先でした。

自宅からの通勤ではなく 社員寮からの通勤だったので家から徒歩5分という快適さ

新卒という立場なので研修もしっかりあって 職場の人間関係は年上の社員さんやおじちゃん、おばちゃん達にひたすら可愛がられるだけというありがい環境ではありました。

ただ、 配属先の同期達が苦手なタイプでした(苦笑)

賑やかで、やんちゃ系で声が大きく性格もきつい子ばかりが計8人で 私一人がおとなしくて異質な感じでした。

別の配属先は 穏やかで優しくおとなしいグループ7人の部署
もう一つの部署も おとなしく知的で静かなタイプ2人 という感じでの振り分け。

希望配属先を失敗したかな・・・と少しだけ後悔しました。

【仕事内容】
私が携わった主な作業内容は大きなタンク(窯)の中の食品の基本となる生地を機械操作や材料投下して作っていくという 女性はあまりしない感じの作業で 流れ作業ではありませんでした。

製造と梱包包装という部門に分かれるのですが 梱包包装は完全な流れ作業で女性も多くなんとなく雰囲気が苦手な感じがする部署だったので製造部門を希望しました

私が配属した製造部門は、何週間に一度は流れ作業のタイプの場所でのお仕事もあったり 事務管理的な仕事をする週もあったのでメリハリはありました

 

【仕事する上での工夫】

メインの機械操作の時はちょっと責任が重く ちょっとした作業ミスが大きな事故に繋がったり食品ロスになるので 気が散漫にならないように注意しました

流れ作業の時は考え事しながらでも出来たのとおばちゃん達と喋りながら出来たけどちょっと面倒だったので ひたすら耐えました(笑) 忍耐力には自信があったのです。

肉体労働だったので休日はとにかく体を休めるようにしました
1日はひたすらダラダラ もう一日でお出かけしてリフレッシュという感じです。

人間関係も仕事をするうえでとても大切なのでそちらも頑張りました。

やんちゃ系のタイプの人達に合わせて ちょっとキャラ変なんかもしてみたり・・・

でも,もともと人を笑わせたりおどけたりするのも割と好きだったので そういう自分を出すことで気に入ってもらえるような感じもありました。

でも無理はしてたかもしれませんね。

心がリラックス出来る友達は工場内には別の部署に1人 別の離れた工場に1人だけでしたがその気の合う友達と電話で話したり会うことで心をリセットしてた感じです。

 

【心と体の様子】

初めて家から離れて しかも経験値も低く人見知りもバリバリ現役だったので
常に心が縮こまった状態で生活してました。

寮生活は部屋は一人部屋だったけど隣の話し声もよく聞こえて台所は共同。
全くの赤の他人と暮らすのと同じ状況だったのでメンタルはかなりやられました
(結局1年で耐え切れずに一人暮らし始めました)

肉体面では一日8時間の労働 そして交代勤務で早番は5時起き 遅番は帰宅が10時頃というサイクルでたまに残業や休日出勤もあり いくら運動部で鍛えらたとはいえ元々が体の調子があまりよくなかったのと精神面からくるダメージと合わせて 体にも変調が現れました

毎日のように遭う金縛りは恐らく疲れすぎなのと 脳神経が緊張して熟睡できなかったためかと思います。
シャワーを浴びるたびに必ず鼻血が出てしまうという症状も二年目ぐらいから起き始めました。

精神面と肉体面両方で結構辛かったです

【勤続年数と辞め方】

結局 そこの会社は2年10か月で結婚&妊娠を理由に辞めました

妊娠が分かった当初、育児休暇を取り産後復活しようという気持ちもあったのだけど、結局そこまでの根性はなく 逃げるように辞めたというのが本音です

【振り返って】

工場勤務というのは、いわゆる3Kのお仕事なので 元々が誰でも続けにくいお仕事の種類ではあるかもしれません。
※3K=きつい 汚い 危険 (臭い もあるので4K?)

でも私の性質にはどちらかといえば合っていた作業内容だったと思います。

全くの同じ作業の繰り返しの単調ライン作業ではなかったし 1週間ごとに配置が変わるので刺激に飽きやすい私にはありがたいことでした。

配属先の同期達が苦手なタイプで話を合わせるのが苦労したけど、それなりに仲良くなって一緒に遊びに行くようになれば楽しかったし刺激的で いい経験にはなりました

でも繊細で敏感なHSPの気が強い人は こういう刺激の強いタイプの人が沢山いる職場はあまりお勧めしませんね。

経験値を積む前に病んでしまう可能性があります。

※HSSタイプの方なら適応は出来ますし楽しく感じることはありますが 無理はしない程度のお付き合いにとどまったほうがよいかもしれません。とにかく自分を大切に・・・

あと 寮生活は苦手だというのはハッキリわかりました(笑)

中堅 食品メーカー (派遣単発バイト)

お次は 派遣登録先からの依頼で1日だけ働いた単発バイト

【年齢 環境】

これは30代半ばぐらいの時で これ以外のお仕事はしてなかったときだったかと思います。

子供も中学生か高校ぐらい 1人は不登校 1人は発達障害の子を抱えてたということもありフルタイムでのお仕事は控えていた時期だったと思います

1日だけというのは気が楽ではあるけど 初めて行く会社というのはやはり緊張が大きくいく前はかなりドキドキしてました。

会社に着くと もう一人同じ派遣会社から別のバイトの女性もいました

【仕事内容】
作業形態は 単純な動作をひたすら繰り返すタイプのもので
食品を計量して 計量したものをトレーに並べるという作業を時間が終わるまで続けます。

完全に単純作業ですね

休憩は2回ぐらいあったような記憶があります
お昼またいでのお仕事だったので昼食の時間もありました

【仕事する上での工夫】

わりと得意分野だった作業系のお仕事で 特に工夫しなくても簡単に出来ました

教えてくれた社員さんにも
『まるでベテランさんみたいだね~』と褒められて気分は良かったです(笑)

簡単な作業だけど作業系が苦手な人だったら慣れるのには時間がかかるかもしれません。

節約の為に手作り弁当を持って行ったのですが 大人数のパートさんの中で食べるのにコンビニで買ってきたものでなくてよかったと思いました。

あの人コンビニ弁当持ってきてるよ~とか陰で言われるんじゃないかとか気にしてしまうんですね。
派遣なのでもしかしたら また同じ仕事するかもしれないので浮かないように神経使いました。

女性が多い職場はとにかく気を使います

【心と体の様子】
とにかく1日だけのバイト しかも4時間という短時間なので 気分的には楽でした

昼食は食堂で他の社員やパートさんと一緒に食べる感じだったのでちょっと緊張しました。
でも優しい人が声かけてくれて 間が持ちました。
別にあえて仲良くする必要もないのは気が楽なようで中途半端な関係になるので どんな話をしたらいいのか気を使いました。

同じぐらいの女性が多い工場はやっぱり苦手だなぁ と感じましたね。
ずーっと立ちっぱなしだったけど 一日だけだったので肉体的には問題なしでした

【勤続年数と辞め方】

単発ですが お声がかかれば何度でも仕事を入れてもらえるし 継続出来たらそのまま会社と直接雇用契約結ぶことも出来るような感じでした。

でも この1回限りで次は申し込みませんでした

【振り返って】

派遣での単発のお仕事は自分の都合の良い時に働けるという自由さがとても魅力で、このお仕事も私自身にはとても合ってました

ただ、工場系はやっぱり女性が多く環境的には人間関係において非常に神経を使ってしまうのかなと思います。

でも単発派遣の自由さと引き換えに継続しにくいというデメリットもあります。

自由というのは自分でコントロールしないといけないわけですから 賢く利用できるなら非常に都合のよい働き方ではありますけど  不定期の仕事は毎回行く前に慣れがリセットされて緊張してしまうのも困ります。

中堅食品会社の下請け工場 (夜勤バイト)

現在掛け持ちバイトとして夕方から働いてる会社です。

【年齢 環境】

40代半ばからのスタート

昼は比較的時間の拘束が少ないタイプの接客業とのWワーク状態です。

お昼の仕事が週に5日でフルタイム それが終わってからのこの仕事は週に4日の5時間。

完全に一日中お休みは週に1日しかなかったので大きなストレスで今年から夜勤のこのお仕事は週に3日に減らしてもらいました

下請け工場なので規模も小さく従業員も少ないです。

特に夜勤のバイトは人数が少ないので気が楽な反面でしたが 入社当時は気難しいおばちゃんが2人いたので少しだけ苦労しました。

【仕事内容】

機械から出てくる製品を拾って形を整えて箱に入れて軽量
という単純作業を5時間ひたすら繰り返します

私自身はまるで水を得た魚のように最初から手早く仕事が出来たし楽しいと思えました。

この会社に来て思ったのが、割と女性はこういう作業は得意な方が多いのだなと感じます。

【仕事する上での工夫】

作業そのものは楽勝だったので とにかくその気難しいおばちゃん達に怒られないように神経を使いました。

その場の空気を読んだり 相手がどんなことを要求してるのか どういう意図があるのかをくみ取ることが得意なのでこれもクリア。

なので仕事ぶりなどは認めてもらえるようになって仕事はしやすい環境に持っていくことが出来ました。

人間関係に関しては、今までの経験上でのスキルも一役買いました

【心と体の様子】
仕事は早い段階で認めてもらったので 比較的気分よくお仕事はさせてもらってます
とはいえこの数年で心の波はもちろんありました

肉体面はちょっときついものがあります。

座ってするお仕事ではあるけど腰痛が酷くなりました。

たまに拾いづらくて立ってすることがありますが1時間以上立ってると気分悪くなるし痔も悪化したので 腰が痛くても座ってするようにしてます。

あと指の節が太くなったり親指の火傷など細々とした職業病 職業負傷はあります。

でも夜だけのバイトなら肉体的にはそこまでハードではないかもしれません。

昼との掛け持ちというのがネックです。

 

【勤続年数と辞め方】

現在も継続中です

2020年6月現在で約2年半ほど経過してますが 私にしては長い方です。

途中何度か辞めたい病は発症しましたが他に行くとこもなく 選択肢がなかったので頑張って乗り越えてきました。

ただ、今年に入り私の周辺環境が大きく変わったことで また辞めたくなってます。

とてもじゃないけど掛け持ちの仕事をする余裕がないほどやらなくてはいけない仕事が増えてる状態なので とりあえず出勤日数だけは4日から3日に減らしてもらいました。

 

【振り返って】

最初は神経を使ったけど 基本的に気がとても楽な職場で居心地は悪くありません。

規模の小さな会社は今までの経験上 多少いい加減なところがあるのも気が楽な理由です

凡ミスが多く 気まぐれなところがあるのでこのいい加減さが返ってありがたいこともあるのです。(失敗してもあまり怒られないとか)

真面目で正義感や責任感があるHSPさんにとっては、あまりいい加減すぎると目についてイライラするところもあるけど、仕事に対する姿勢を少し崩せば とても優しい環境ともいえます。

製造業 工場のお仕事 まとめ

工場の製造ラインのまとめをしてみます

個人的に感じるメリット、よかったことは

・単純作業がメインで仕事そのものは簡単
・座りっぱなしの現場だとわりと楽
・少々のミスは比較的許される(現場による)
・自分よりかなり年上の人が多ければ可愛がられることがある

デメリット 嫌だったことは

・基本女性が多いので人間関係に神経を使う
・いい加減すぎて腹が立つことがある
・5時間以上の勤務は肉体面できつい
・その職場特有の体の不調が出てしまう

 

総合的に見た時に

じっと座って集中出来ないADHDの方には あまり向いてないという情報をよく見かけます。

でもこれも人によりけりで、ADHDさんにも様々なタイプや性格やそれまで培ったスキルなどもあるので一概には言えません。

あと職場環境も会社によって違うのでその辺をよく見極めれば最適な働きばになることも十分考えられます。

また、繊細で人との接触で疲労しやすいタイプのHSPさんにとっては コツコツと自分のペースで出来る工場勤務は比較的向いてると評されることが多いです。

注意点は工場勤務に関わらずですが つい他人を優先してしまうので無理やりシフトを入れられてしまっても断れずにズルズルと出勤日数や時間が増えてしまうかもしれないこと

きちんと自分の体とスケジュールなどを優先しましょう。

向き不向きでいうと こればかりはその人によって違うので何とも言えませんが

私自身でいうと 向いてる度は80%でした

ただし 細かい条件だったり 自分なりの工夫が大前提となります。

他の人がそこまで気にならないことを必要以上に考えすぎて辛くなることも多いので思考の転換や自分なりのやり方で乗り越えるようにしてきました。

以上 HSP/ADHDの私がやってきたお仕事(バイト)の製造業編でした

次回は 接客業編です