ADHDの診断までの流れ 診断をすることのメリット/デメリットなど

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こんにちわjunnyです

このブログのコンセプト通り

私 junnyは ADHD(不注意優勢型)と診断されております。

近年はHSPという性質があるということも分かりました。
刺激を求めるタイプHSSの要素も強いです)

※ADHDやHSPについては後日記事をUP予定

なので なかなか生きづらい人生を歩んできました。

そんな生きづらい生活を打破するための第一歩としての診察機関受診だったわけですが
今回は実際に診断を受けてみて その後どうだったのか

良かったこと(メリット) 良くなかったこと(デメリット) 診断後の経過について
私自身の体験を通じて記事を書いてみました。

頭がパニック状態

ADHDを診断してもらおうと思ったきっかけ

自分がAHDかもと気づいた

ADHDという言葉を初めて聞いたのが 息子が1歳半頃。

どうも上の子の時と様子が違うことが分り始めたとき育児書に書いてあったのが
ADHDや自閉症という発達障害の名称でした

その後すぐに書籍を買って読んでみたところ非常に驚きました

自分の幼少期の頃や現在の状態にあまりにも当てはまりすぎる!!

 

自分はこれだったのかぁぁぁ!

と大きな衝撃を受けました。

 

 本やネットなどで情報ゲット

とはいえ、当時は家にパソコンもなく、近くに診断してくれるような病院もなかったので すぐにどうするということも出来ませんでした。

その数年後、パソコンが手に入りネット環境が整うと情報収集に加速がつきました

 

とはいえ すぐに診察できるような状況ではなかったので

ひたすら情報をリサーチしたり生活の工夫をすることで乗り切ってました

※当時は東京のさくらいクリニックという病院でしかADHDの診断を受けられないみたいな情報しかなくて セルフ診断しかできませんでした。

鬱も併発して限界超えて やっと決意

ADHDの症状は波があり、とくにうつ状態の時に症状が悪化することも判明。

そしてついに限界が来ました。

やっとのことで病院へ行く決心がついたのは
自分がADHDかもと気づいてから約15年ほど経過してからでした

 

ADHDを診断してもらおうと思った理由(目的)

診断を受ける目的は2つありました

1. 生きづらさの理由(原因)を明確に知りたかった

どんな症状でも理由が分かればなんとなくホっとすることってありますよね。
理由が分かれば対処の仕方も変わってきます。

例えば、なんで頑張って努力しても他の人と同じようにうまく走れないんだろう?と
理由が分からずに苦しむ人が
実は足の骨に異常があったから走れなかったのなら
いくら他の人と同じような努力をしても早く走ることはできないですもんね。

自分が”どんな”風な努力をすれば生きやすくなるのか知りたかったのです

努力の方向性を間違えない為には診断は必要だと思ったわけですね。

 

2. 薬治療で楽なりたかった

ADHDの薬がまるで魔法のように思えて一度飲んでみたかったというのがあります。

生きる為の工夫は自己診断だけでも出来ますが 薬は診断して処方される必要があります。

とにかく苦しかったし どうしていいのか分からなかったのです。

ADHDの診断までの流れ

この症状の原因を知るために結局3つ病院に行きました。

これとは別に精神科にも行ったことがありますが その時はあくまでも精神の方ですので今回は詳細は省いてます

1回目→知人からの紹介された病院

診断をしてもらおうと思ったら まずは病院探しです。

ちょうどその頃は建築会社の事務などのお手伝いをしてる時でその社長さんの紹介で脳検査をしてるところを教えてくれました。

確かに調べてみると発達障害などの診察も行ってるよう。

ドキドキしながら予約を入れて 診察認知検査知能テスト そしてMRI検査まで受けましたが結果は・・・・

 発達障害としての診断はなし

どちらかといえばメンタルの方が気になりますねということでした。

知能には多少の偏りはあるものの大きな差異はなく、IQも普通
MRI検査を受けてる最中に

『ああ これで小さいころか悩んできた理由が分かる』

と感激して涙まで流してた私でしたが 肩透かしを食らったような感じでした。

2回目→物忘れ酷すぎて若年性健忘症を疑う

肩透かしを食らって何年か経ったのち またストレスなどから症状が悪化したようで特にこの時は記憶に関しての症状がひどく、若年性健忘症を疑いました

この物忘れは 絶対に普通じゃない! おかしい!

今度は若年性健忘症に特化した病院を自分で探して行きました。
ADHDとうよりは 実は物忘れが酷いだけでは?という気持ちが強かったのです

いざ診察を受けると、その先生は 私の訴えも 半笑いで聞きながら
まあ・・じゃあ 一応検査だけしてみましょうかね?と
”半ば同情されるように”MRIの検査をすることを快諾してくれました。

やっぱり 違うのかなぁ と思いながらもMRIの検査は受け その後結果が出たようですが
診断結果は病院に行かないと教えてもらえないとのこと。

異常があったら多分すぐに来てくださいと言われるから異常はなかったんだと勝手に判断して
病院に結果を聞くのをやめました。

もう気分的にも投げやりになってましたね。

どうせまた原因が分からないんだろうなぁ。。。みたいな

3回目→やっとビンゴ

若年性健忘症を疑ってのMRIからあまり年数が経ってない頃
発達障害の息子が学校の先生からの紹介でとある精神科を勧めてくれました。

家からもわりと近い病院で 県外からもわざわざ来るという結構有名な病院だったようで息子はそこでお世話になることになりました。

よく調べてみると大人の発達障害に関しても取り組みをしてるような感じで

もしかしたら ここはいけるかも と思い 藁をもつかむ思いで私自身の診察を受けることにしました。

細かい流れは今回は省きますが
3度目の正直で やっとこの病院で

・不注意優勢型のADHD
・公凡性発達障害(高機能広汎性発達障害)

という診断がおりました

この診断名は あくまでも先生の見解なので 先生によって判断は変わってくるかと思います。
本当に正式な診断名なのかは正直分かりませんが 今となってはあまり関係はないかなと思います。

実際の治療 診察

通院は月に一度
元々薬を飲むのが嫌だったけど
当時は記憶障害や鬱っぽい症状も出てたので薬治療もしっかり受けて早く楽になりたいと思ってました。

処方されたのはストラテラデパス

ストラテラは副作用がちょっと気になったけど昔本を読んで聞いたことのあるリタリンよりはまだマシみたいな感じで言われてたので飲んでみることに。

初回は大丈夫だったけど たまに具合が悪くなることがあって 仕事前に飲むのが少し怖くなりました。
するとお薬の量を減らすなど先生が調節してくれるので なんとか副作用が出ないように飲み続けることが出来ました。

劇的な変化ではなかったけど 確かに頭の中のごちゃごちゃが少し落ち着いたような感じがしました。

2020年現在は薬はストラテラの方は飲んでません

また治療については 後日 記事にしてみますね。

診断してもらうことのメリット デメリット

その発達障害の診断を受けることは果たして

その後の生活においてメリットがあるのか 必要性があるのか?
そもそも意味があるのか? そんな疑問を持たれる方も多いかと思います。

私個人が感じたことを書いてみますね

メリット

メリットは大いにありました。

1. 自分か生きづらい原因を知るだけでホっとするという目的は見事に果たすことが出来た

2. 薬を飲むことで普通の人の頭の感覚がなんとなくイメージ出来たような気もします。
(※薬に関しては個人差がかなりあります)

あと、私自身はまだ実感してませんが

同じ仲間とも繋がりやすいとも思います

私の場合は繋がりたい気持ちはあるのにそこまでの勇気がなく現在は尻込みしてる状態です

元々一人でいることが好きなのであまり必要としてないところもあるけど 同じ気持ちを分かち合える仲間はやっぱり心強いし繋がりたい気持ちは十分にあります

 

デメリット

 

少なからずショックがあるかもしれません

私自身 ホっとした反面 なんか心の奥でショックみたいなのを感じてました

自己卑下しやすいので
ああやっぱり私はダメダメ子ちゃんだったのね~ とちょっとだけ落ち込みました。

あれだけ待ち望んだ診断だったのに どこかでまだ

自分は普通の人と思いたかったのかもしれません。

長年人との違いにコンプレックスを感じて一生懸命 目立たないように普通の人と同じようになろうと頑張ってきたので それを否定されたような感覚に陥りました。

自分の意志で診断してもらいに行ってるのにです。 人間の心理ってややこしいですね。

もう一つのショックは

 

診断名を伝えても他人から理解してもらえなくて更に落ち込む こともあります。

診断を受けた後は今まで自分の症状に対して理解を得られなかった相手に
診断名を伝えて何とか理解してもらおうという気持ちが強く湧くことがあります

でも相手によっては逆効果というか理解を得られないことが多くて余計に落ち込むということも聞きます。

特に元々が頭ごなしに注意してくるタイプの相手だったりすると

はあ? 何甘えてるの?病気のせいにするな!

いいよねえ 病気って言えば何でも許されると思ってるよね

とこんな感じで言われて玉砕・・・・チーンです。

伝える相手を選びましょう

相手の気持ちに寄り添おうとする人なら診断があるないに関わらず 理解してくれようとします。

そんな人になら是非お伝えしてみると良いかも。 更なる理解を深めてくれるかと思います。

親であっても 頭ごなしタイプの場合だといきなりは伝えない方がいいかもしれません。
親の方が自分が責められてると思うかもしれないからです。

というか、元々理解してくれるようなタイプの親だったら 多分早い段階で診断がされてると思いますけど・・・

 

最後に まとめ(現在のわたし)

 

現在の私は通院の日数は減り 薬はデパスのみ

ストラテラは飲んでません。
症状は時々強くなったり弱くなったりを繰り返しますがストレスさえ溜めなければ比較的安定してます。

ストレスを抱えないような環境に持っていくように努めてるのも安定してる理由です。

ある程度年齢を重ねると確かに落ち着いてくるというのはありますね。

経験はやっぱり宝です。

それと時代の波も後押ししてくれてるのをひしひしと感じてます。

 

診断はやっぱりしてよかったと思います

診断をしてもらったからこそ

自分なりの努力の方向性も決まったし気持ちの覚悟も出来ました。

 

でも診断をされなくても ADHDの対処法などが参考になり実生活で役に立ってそれだけでも生きやすくなるなら 必ずしも診断は必要ではないとも思います。

以上で私自身のADHDの診断までの流れやメリットデメリットの記事を終わります。